本記事の内容
●医療事務とは
●医療事務の仕事内容
●1日の流れ
●医療事務として働くメリット
この記事をおすすめしたい人
こんな方におすすめ
- 医療事務を目指そうとしているが、仕事内容がよくわからい
- 1日の仕事内容を知りたい
- 医療事務の仕事をするメリットを知りたい
普段の仕事は医療事務をしています! 男性では珍しいですよね!
22歳の新卒で採用され、26歳の時に主任となり、現在は面接官もやっています。
私が実際に経験してきた事を伝え、医療事務を目指している方に少しでも参考になれば良いなと思います。
目次
医療事務ってどんな仕事?
医療事務の基礎として、
診療行為には、保険点数というのがあります。
点数×保険証の負担割合が、あなたが支払う金額です。
例えば、初診で受診した際は、初診料という保険点数があります。
初診料が300点だとすると、300点×3割負担=900円があなたの支払金額です。
この点数を、医療事務がカルテを見ながらつけていき、請求書を発行します。
この基本を覚えといてください。
診療行為代の請求を作成する
医療事務の基本的なお仕事の説明をします!
医療事務の重要な仕事は、
診療行為代を患者に請求し、さらに診療報酬明細書(レセプト)を作成することです。
例)
風邪を引き、病院に行きました。
診察+検査を受け、お薬も出ました。合計点数が、1000点となりました。
1000点×3割負担=3000円のお支払いをしました。
ここで何か疑問を持った方は鋭いです。
医療保険制度があるため、私たちは3割負担で払っていますが、本来の金額は×10割負担です。
1000点×10割負担=10000円
これが本来の私たちが支払う金額ですが、
保険制度があるため、10割負担の内、3割分だけ自分で負担してくださいとなっています。
そうすると、10000円−3000円=7000円が浮いています。
この浮いている分を診療報酬明細書(レセプト)を医療事務が作成し、国に浮いた分を請求します。
診療報酬明細書(レセプト)とは
診療報酬明細書とは、診療行為の明細書になります。
患者さん1人ずつの作成になり、診療行為(点数)や診療行為に対しての病名を載せます。
処方した薬や検査に対しての病名がついているかなど(他にもいろいろありますが)をチェックし、患者負担分以外を請求します。
例えば、腰痛で湿布が処方されたとします。
医療事務の人は湿布に対して、病名『腰痛症』をレセプトにつけます。
ありえないですが湿布に対して「咽頭炎」など風邪の病名などつけると、支払い基金から、薬に対して病名が適応ではない。と通知がきて、場合によってはお金が支払われないこともあります。お金が支払われないということは、病院としてはマイナスになります。
この間違いがあまりにも多いと、病院の経営にも響き、お給料の支払いとかが厳しくなります。
月単位での請求となるので、大きい病院だと、月に1億円以上の請求を国にすることになります。
もしこれが漏れれば、病院は潰れます。
正しく間違いのないようにレセプトを作成し請求する。
これが医療事務の1つの仕事です!
医療事務は責任ある、やりがいのある仕事です。
医療事務の1日の流れ
病院ごとにやりかたが違うので、私が働いている病院の流れです。
8:30〜9:00 | 出勤 |
9:00〜 | 昨日の申し送りと本日の分担決め(請求書を作る人、受付に立つ人など) |
10:00〜12:00 | 外来業務 |
12:00〜13:00 | 昼休憩 |
13:00〜14:00 | 各自の仕事や午前中の外来カルテ整理 |
14:00〜16:00 | 外来業務 |
16:00〜16:30 | レジ締め、外来報告書作成 |
16:30〜17:30 | 各自の仕事や午後のカルテ整理 |
17:30〜18:00 | 退勤 |
というのが基本的な流れです。
これを毎日やるのですが、1日があっという間に終わります。
医療事務として働く最大のメリットは医療制度!
医療事務として働いて良かったと思ったことは、医療費制度等について詳しくなったことです。
例えば、
・診察代、薬代、入院費を安く抑えられる制度
・高齢な家族のオムツ、尿パット代を抑えられる方法
・親が認知症で金銭管理に困っている。そんな時に代わりに金銭管理をしてくれる制度。
他にも色々制度があります。
自分の親が病気になった時に、こういう制度があるんだ!というのを知っていれば便利ですよね。
働くまで知らなかった制度はいっぱいあります。
医療事務として働くということは、こういう制度に強くなり、将来自分自身に役立つということです。
これが医療事務として働く最大のメリットだと私は思っています。
資格取得は後で!先ずは、医療事務についてしっかりと知ろう!
医療事務について知識がない人は、まず医療事務の資格取得を目指すのではなく、医療事務というのはどういう仕事なのかを理解することが大切です。
医療事務がどういった仕事なのかを理解すれば、やりがいをより感じ、資格取得にも力が入るでしょう。
こちらの本には、医療事務の種類や、働き場所、給料や勤務体制のことなどがわかりやすく載っていました。
医療事務について知りたい人に、おすすめです。
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